置床工事とは

置床工事は乾式二重床と呼ばれ、既存スラブ床の上に主に鋼製脚やパーティクルボード(木片を接着剤を用いて板材にしたもの)、
際根太材(壁に取り付ける根太)によって構成される床システム。

戸建て住宅の在来根太組工法から派生したとされています。フリーフロアとも言われることもあります。
対義語としてモルタルなどでパネルを床に貼る湿式工法がある。

特徴

遮音性…支持脚のゴム座を厚くしたり、面材のパーチの上にゴム系のマットを敷くことで上階からの生活音等を軽減することができます。

【遮音支持脚】

【補強支持脚】

【制振マット】

専用断熱材

快適性…大量の配管や配線を床下に納めることができるので、床上のレイアウトを自由に設計できます。

歩行感、安全性…スラブに仕上げ材を直貼りした場合と比較して歩いていて疲れにくく、
転んでもケガをしにくい弾力性があります。

床先行と壁先行

床先行…乾式二重床を施工してから間仕切り壁を施工する工法で大面積を一度に施工するため、
後期を短縮することができます。

壁先行…間仕切り壁施工後に乾式二重床を施工する工法で部屋ごとが壁で仕切られているため、
1つの部屋の遮音性を高めることが可能です。
また、部屋ごとに厚みの違う仕上げ材を使用する場合に入口に段差をつけるだけで
納めることができます。


【壁先行】

【床先行】

置床工事施工例